アロイド好きはバッサバッサと古くなった葉をむく
古くなった葉柄をむくのが大好きです。私は勝手に「葉柄宝くじ」と呼んでいます。アロイド(サトイモ科)が好きな方ならフツーにやっていることなんですけど、周りから見ると結構びっくりするみたいです。
Youtubeとか見てても、えっ…そんなにむいちゃって大丈夫なの…!?って不安になるくらいバッサバッサとむくよね
だって植物が「いらないからむいて!」って言ってるんだから、むくしかないじゃない!無力な人間は言われるがまま…葉をむくしかないじゃない!
古くなった葉っぱが役目を終えて枯れてくると、若干根元が黄色くなってきます。そういう葉っぱは簡単にポロッと取れてしまいます。いらなくなった葉の養分は容赦無く断絶されてしまうようです。ということはもう人間がむいてあげてもいいということです。ワクワクしちゃう。
しかも、むいた先には「お宝」が待ってるんだよ!?
お、お宝…
わ、わかるでしょ!?この、あんよのような小さな気根!
か…かわいい…✨
葉っぱをむいてあげなきゃ…この気根は外に出られなかったんだよ!
役目を終えた古い葉柄はすごく簡単にとれます。根元がふくれていたら大当たり!なぜなら、ふくれている原因が、「気根」や「新芽」に押し出されているからなのです!古い葉っぱを突き破らんとするかのようにグイグイ押しています。まさに生命力のかたまりです。
多分ほっといても勝手に古い葉柄が腐るなりなんなりして出てくるんでしょうけど、腐った葉を放っておくと、それはそれで茎や新芽がつられて腐っちゃったり病気したりすることがあるので良策とはいえないでしょう。
あえて、むく。1日でも早くお外に出して、気根ちゃんや新芽ちゃんには自由に行動していただきたいから…
そして、古い葉柄をむいてあげることは、今まで古い葉に行っていたエネルギーが新しい芽に行くように誘導してあげられるということです。だからむいてあげましょう。
気根は古い葉に押されたりして柔軟に動くけど、新芽はそのまま葉っぱを突き破りそうな勢いで押し出すよね!そのせいで古い葉が腐る速度が早まったりする。だから新芽があるとわかりやすいよね!
それに何より、下にあるのが気根だった場合。あえて放置していたら、古い葉に押し負けてしまい、茎に沿ってそのまままっすぐ地面に潜り込んでしまったことがあったのです。もっと早く露出してあげたら、この太い気根は、もっと遠くまで伸びたり暴れてくれたかもしれないと後悔したことがありました。
下から出てきた新芽が斑入りだったり色つきだったらもう喜び倍増だよね!さぞかしキレイな葉が生えてくるんだろうなぁって!ワクワクしちゃう!
色つきの斑入りの子は、新芽自体に色がついていることがあります。葉っぱ全体に白いラインをに広げる斑が特徴的なフィロデンドロン・バーキンの場合、赤いラインが入った芽になりますし、オレンジ・プリンスなら茶色の芽が出てきます。
斑は全く同じ入り方をすることがないため、葉が広がり切るまでどうなるかわからないのです。
季節や生育環境によって、ガッツリ斑が入ったり、全く斑が入らない緑色の葉っぱが生えてきたりもするよ!完全ランダム。人間が操作できない領域だよ!
本当にアロイドはいろんな気まぐれを起こしてくれて楽しい植物だね!
でしょでしょ!
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