ビカクシダは「珍奇(ちんき)」な植物
「ビカクシダ」はビザールプランツ界のスター種の一つではないでしょうか。あとは「パキポディウム」が大スターですが…知らない方は検索してみて、おどろいてほしいです!
特に「アデニウム・アラビカム」がまん丸に似ていてお気に入りだよ!
ビザールプランツとは直訳すると「珍奇(ちんき)植物」。一見すると植物なの⁉︎とおどろいてしまうような見た目をしている植物です。日本の植物ではちょっと見られない、不思議な特徴を持っています。
枯れたような見た目だったり、まん丸な根っこを持っていたり、ありえない葉っぱの形をした、海外からやってきた不思議な植物たちのことだね!
この「シダ」は、幾つもの呼び名があります。一番有名な呼び方は、鹿の角のような葉っぱがビヨーンと伸びるから「ビカクシダ」…ではないでしょうか。他にもコウモリが羽を広げたような姿から「コウモリラン」、学名でそのまま「プラティセリウム」と呼んだりもします。
この写真で見ていただいたとおり地面に生えるというよりも「樹木の枝のまた」に細い茎で捕まって成長していきます。上に向かって円形に広がった葉っぱで上から落ちてきた葉っぱや鳥のふんを受け止めて肥料にして育つという個性ある生き方をしています。
ビヨーンと伸びている鹿の角に似た部分に胞子がついていて、シダの仲間らしく風に胞子を乗せてフワフワ飛ばします。それがまたどこかの木の枝のまたに捕まって2代目の誕生!というわけです。
これまでの「プラティセリウム(ビカクシダ)」の記事は こちら!
200円から始められるビカクライフ
「ビカクシダ」には他に下記の2つの名前があることを先にお伝えしました。
- コウモリラン
- プラティセリウム
この3つの呼び方を覚えていれば、意外なところで「ビカクシダ」をお安くゲットできるかもしれないよ!
ホームセンターで「200円台」でいろんな植物の幼い苗を提供してくださっている「OPTE」さん。「プラティセリウム・ネザーランド」という名前で販売しているねぇ!
そう!当時は高価でマニアックな植物で、「コウモリラン」という名前しか知らなかったから、ホムセンで唯一知ってた種類「ネザーランド」って名前を見つけた時は大喜びしたよ!
また新しい名前が出てきて大変ですが「ネザーランド」というのはビカクシダの種類で、ホームセンターで気軽に買える種類です。そう、安くて200円台から買えることもあります。
まん丸が見つけた当時は、ビカクシダの人気がすごく高くてあまり売っていない「たかねの葉っぱ」でした。ところがまん丸が「コウモリラン」を200円で手に入れたといって、小さな苗を見せてくれました。私は何を寝ぼけたことを言っているんだと思いましたね…だって見た目がこれですものね。
サイズも手のひらより小さいんだよ!
しかも鉢植えの姿ってなかなか見れなくて、ビカクシダを木の板に根っこをはらせた板付(いたづけ)の写真しか見たことなかったしね!
板に水ごけをお椀がたに盛って、そこにビカクシダを植え付けて、釣り糸などでぐるぐる巻いて固定したものを板付と言います。ビカクシダの習性を利用して根づかせます。
板付で根っこを着生させるのに時間がかかるため、お値段が少し高くなります。
私はその姿が鹿の頭のかべかけみたいでカッコいいなと思ってから
ビカクシダが大好きになったよ!
しかしこの姿こそ本当のビカクシダの魅力で、その迫力ある姿でインテリアとしても多くの人を魅了しています。
…で、我が家のネザーランドちゃんたち…ですが
先輩のちっちゃい子は…苔玉にしようとして落として失敗しちゃったり、いろいろかわいそうな目にあわせちゃったんだけど…なんとか生きてくれているよ…
後輩ちゃんはこんなにりっぱなのに598円だったから思わず買っちゃったんだよね…本当にネザーランドの値段はどんどん下がっていく…!
それだけファンがネザランかわいさのあまり増やしちゃったってことだ!
植物界のあるあるなのですが、めちゃめちゃ高い子だった植物が人気が出すぎたり、なんらか増やし方がわかっちゃったりしたら、あっという間に値段が下がっていくんですよね!
だからただ、趣味の範囲でおむかえしたい子がいるなら…
半年くらいお迎えするのを待ってもいいかもしれないね!
ねー…フィロデンドロンのピンクプリンセスなんかも2,3ヶ月前はすごく高かったのにねぇ!
レベルは違うけど、大昔には「チューリップ・バブル」なんてお話もあったり。
お迎えしたい子がいる場合は「時期」を見るのが良いかもしれません。
待ってる間にも植物たちは成長するから、先に育てはじめた人の植物と比べたらどうしても小さくなっちゃうよね
その植物と暮らした、ワクワクしたりドキドキしたり、ビックリした時間はプライスレスだからねぇ!その値段に釣り合うなら…高くても買っちゃうのもありだよね!
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