フシギ植物、サンスベリア・パテンスもどきちゃん???
大好きな園芸店で売っていたサンスベリア。あの頃はボンセレンシスに夢中だったのですが、お値段がそこそこするので買い渋っていました。そんな時に出会ったのが…まだ子株だったフシギな形のサンスベリアでした。
色的にはサンスベリアによくある色だし、葉っぱはツンツン固くて扇状に育ち…そうな気がするので、お迎えしました。
これがIKEAで買ったボンセレンシス!↓
で、問題の子は…ヒョロヒョロ、シワシワ、なんだかちょっぴり頼りない。
でもなんだかかわいらしい子です!
変な形すぎてカワイイやんと思って買ったんですよ。400円だったし。
お店の人に「これボンセレンシスですか?」って聞いたら「ボンセレンシスだと思って育ててみたら?」っていわれちゃった!
いい思い出だよね!でも「ボンセレンシスだと思って育てた」ら、もっと面白い姿が見れて楽しい思い出をくれたよね!
「⚪︎⚪︎だと思って育てたら?」という言葉、植物を育てはじめてフィロデンドロン属だったら「ピンクプリンセス・ギャラクシーじゃなきゃ!」とか「ピンクプリンセス・マーブルじゃなきゃ!」とか種類にこだわりが出てきてしまうと思うんです。そうなってくると、忘れちゃうことが出てくる。
その種類の子じゃなければ、本当にダメですか?もし、その子があなたの願った姿と全く違う育ち方をした時、ガッカリしたりしませんか?そうなった時、どうしますか?育てるのやめちゃうんですか?
植物はイレギュラーを起こすことの方が多いですし、人間が思う通りに育たないからおもしろいんです!
だから、枯れてしまったとしても、仕方がないところはある…育て方が悪かったこともあるけど、その子にとって我が家の環境が合わなかったということもある。植物って運命なところ、あると思います!
お店の人はそんな気はなかったかもしれないけど、この言葉を言われて気づいたんだよ「植物は生きているから育てなきゃいけない責任」があるということに!
もしも400円で買ったこの子がボンセレンシスではなかったとしても、期待していた姿に育たなかったとしても、この子をむかえると決めて400円と交換した時点で、この謎のサンスベリアは私たちの子になってしまったんです。
ペットだったら納得してもらいやすいんだけど、本当は植物だって同じだと思うんだよ!枯らしてしまったとしても育て切ることが大事だと思うんだ!
枯らしちゃうのはかわいそうだけど、今度はそこを反省してもう少し枯らさない自分になるしかないんだよね!
だって、植物が好きだからしょうがないよねぇ!
しかもこの子、お店の人「2年間変わってない」と言われました。
それでも買っちゃったのは、そんなマイペースな子がどう育つかを見てみたくなってしまったからです。
そう我が家のサンスベリア・パテンスモドキちゃんは、我が家にやってきた時点でもう2歳を超えていたのです。
そんなところも愛おしいんだ!
謎の植物は調べている間も楽しい!
この子はなんだろう、ボンセレンシス?google先生は「パテンス」じゃないかという。
確かにパテンスに近い姿をしている…動画で紹介されているパテンスはもうこの子そのままじゃないか!?
この子はパテンスだ!
思い込んで育てるのはそれはそれで楽しかったです。シワクチャだった葉っぱが、だんだんみずみずしくなってピンッと張ってくる。お、パテンスの姿から遠ざかっていく。お前はだれなんだ!?毎朝その子に向かって叫んでしまいます。だんだん真ん中の新芽が伸びていく…。2年も育たなかった子の時が進んでいく。
ガンダムのグラブロみたいに子株生やすかな!?
私たちの妄想だけは止まらない。マイペースにニョキニョキ育つボンセレンシス・パテンスモドキちゃん。
ところがねぇ、この子ねぇ、こうなったんだよね
パンテスどころの騒ぎじゃない!
どんどん伸びていく真ん中のツノがおもしろくおもしろくて仕方がない!というかここしか伸びてくれない!
面白すぎてヤッター!育ててよかった!ってなったよ!
ボンセレンシスじゃなくても、パテンスじゃなくてもいい。よくわかんないけど、それでいい!
ちなみに、しばらくして買った園芸店に行ったら、成長したこの子の兄弟株か親株と思われる子が「ボンセレンシス」と書かれて売られていたよ!ホントかなぁ!?
園芸店さんもわからないなんて、めちゃくちゃ面白いよね!
きっとこういう「よくわかんない子」が未来の新しい園芸種になったりするのかもしれませんね!
いつか、この子の名前がわかるんだろうか?
それとも、オレたちがつけるしかなくなるのかなぁ?
カワイイ!と思ってしまったら、野に生えてる子でもいいじゃないですか♪よかったらチャレンジしてみませんか?
植物を育てるって本当にワクワクしますよ!
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